■本質を究める 81 春の息吹 (No.621)
三寒四温,春が近づいてきています。
春を感じる
一番春を感じるのは夜明けである。だんだん夜明けの時間が早くなり,外が明るくなって来る時間が早まってきているのを感じる。いつも決まった時間に新聞配達のバイクの音が聞こえる。真っ暗闇の時間だったのが,薄っすら明るい時間に移り変わっている。朝の気温も,寒暖の差は日によって違うが,だんだん暖かくなってきている。日の入りもだんだん遅くなり,春の訪れを身近に感じる今日この頃である。
庭の雑草が元気よく伸びてきている。気がつかない間にビッシリと草が一杯に生えてきている。冬の終わりはこのような庭の草の変化が知らせてくれる。暖かくなる春の足音が直ぐそこに聞こえてくる。
花も咲き始める
自宅の庭でも,先ず椿が咲き,梅の花が綻び開花する。早い水仙の白い花が咲き出し,真っ赤なボケの花も咲く。盆栽にしている枝垂れ梅も早終わりに近い。
かぶの花
日ごとの変化が目に取るように判る。自然の摂理は不思議なものである。
趣味で菊を育てているので,庭では秋に終わった菊の鉢の親株の廻りに,冬至芽が伸び出してきている。ランの蕾も大きく膨らみ,ツツジの新芽も元気よく伸びてきている。また,ラッパ水仙は蕾を膨らませたかと思っていると,あっと言う間に咲きだした。
以上が我が家の庭の春らしい雰囲気である。
この季節になると,花の写真を撮りに出掛けるのが習慣である。先ずは梅である。枝垂れ梅の豪華な模様は匂いと共に春を告げる。
枝垂れ梅
関西で桜の咲くのは3月末から4月初めであるが,河津桜だけは1カ月早く咲く。満開の河津桜も見事である。
河津桜並木(約200本が咲きほこっている)
河津桜(2019.03.08 撮影)
春の花の彩りは暖かさを運んでくる。
ただ,天候は不順である。暖かかったと思っていたら,昨日はみぞれ交じりの冷たい雨である。三寒四温とはよく言ったものである。
[Reported by H.Nishimura 2019.03.18]
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