■プロジェクトマネジメントの内容 11(解説編・反省)
◆事後の見直しをする
プロジェクトが終了してほっとする前に,メンバーで反省会をすることが今後のプロジェクトに対して重要であり,是非見直し(反省会)をしておくべきである。順序としては,先ずは,「実績データを集める」ことである。反省会をする前に,先ず事実を掴むことが第一で,計画段階から最終ゴールまでの実績データを収集する。目標に対する結果をデータで比較し,以降の見直しを事実,データをもとに議論すべきで,そのポイントは以下のようなものである。
●プロジェクトのスコープ
- プロジェクトの成果物は要求を満たしたか。
- 追加作業が生じた場合,その原因は何か。
- プロジェクトのスコープを作成するとき学んだものは。
●スケジュール(進捗管理)
- プロジェクトは計画通り期日に完了したか?
- 予定通りできた理由,或いは遅れた理由は何か?
- アラーム機能は十分機能したか?
- スケジュール管理で学んだことは何か?
●予算
- 経費は予定通りに納まったか?
- オーバーした場合はどんな理由か?
●チーム活動
- リソースが上手く配置(適材適所)できたか?
- コミュニケーションは十分とれたか?
- 役割分担は上手くできたか?上手く行った,又は上手く行かなかった理由は?
●その他
- 全体を通してやりにくかった点は何か?
- 今回のプロジェクトで技術進歩はどんなものか?教訓は?
- 良かったシステムとそのマニュアル化はできているか?
[Reported by H.Nishimura 2009.07.30]
Copyright (C)2009 Hitoshi Nishimura