■岸田政権大丈夫?  (No.719)

閣僚が次々辞任させられ,岸田総理の任命責任が問われているが,政権の支持率も低迷し,今後どうなるのか不安は募る。

  期待外れ

菅政権から岸田政権に替わり,言動もしっかりして,はきはきとした口調で,菅政権の陰気さを払拭し,明るい期待が持てたが,ここ1年を振り返ると,人の意見をしっかり聞いて決断すると云うより,人の意見に左右されることが目立つように感じてならない。その一方で,早い決断なのか,一方的に先走ってしまうクセも未だに残っており,それで物議を醸すことになることも多い。

異次元の少子化対策と,勢いは良いが,中身が伴っておらず,これから考えて行くとの姿勢は,どこまで期待できるのか?掛け声や勢いはあり,やってくれそうな雰囲気は醸し出すのだが,十分煮詰められている内容が無く,途中で萎んでしまうようなやり方で不安は募る。軍事費の増強も,世界の昨今の情勢から頷けないことはないが,十分日本を考えて判断しているのか,米国の言いなりになっているようにしか見えない。

これだけ支持率がどんどん下がってきているのにはそれなりの理由がある。要は期待していた割りに,実行力が伴っていないのである。閣僚の交代も,実力者での選定ではなく,派閥の言いなり(聞く力があるといえば聞こえは良いが・・・)でしかない。バックを支える人が十分に育っていないのである。過去と比較してどうなのか,と問われると,似たり寄ったりである。

  やりたいことの芯がない

内閣総理大臣に選ばれて,いろいろやりたいことがあろうが,それが何なのか,よく見えない。聞く力がある,と云うことと裏腹に,自分の主張したいことがよく判らないようにも見える。一国のリーダとして,日本をどのようにしたいのか,それが国民に見えるような形で,引っぱっていって欲しいものである。

外務大臣の経験もあり,各国の要人とも互角にわたりあえる能力はあるように見える。それが今のところ十分に活かせているようには見えない。もちろん,未だ総理大臣になって1年目と云うこともあるが,もっとリーダシップが取れる人だと見ていたが,今のところ期待外れと云えよう。日本の将来を見据えて,大いなるリーダシップの発揮を促したい。

岸田政権大丈夫か?と云われないように!!

 

[Reported by H.Nishimura 2023.02.06]


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