■異常気象 (No.705)
6月に40℃を超える地点が現れ,梅雨も2週間ほどで6月中に梅雨明け宣言が出た。異常気象である。
梅雨明け宣言
梅雨に入ったかと思っている内に,真夏のような日が続き,早々と梅雨明け宣言が出てしまった。6月から7月に掛けては,どんよりとした日やシトシトと雨が降る嫌な季節である。日本列島はこうした時期を越えて夏がやってくる。ところが今年は,梅雨の期間も2週間程度で,いきなり真夏の日々がやってきた。
6月だと云うのに,40℃を超える地点が現れ,これまでにない暑さがやってきた。我々の身体がその早い変化に順応できていない。暑さも徐々に暑くなって,身体もそれに合わせて暑さ慣れしてくるものだが,今年はそうは行かないようである。気象学的には,太平洋高気圧とチベット高気圧が重なった状態で日本列島を覆いつくしているので,厚い布団に包まれたようなものだそうである。
この高気圧の影響で,いつもなら現れる梅雨前線が日本列島の北に押し上げられて,梅雨が無くなって,例年は梅雨が無い北海道が逆に梅雨のような気候で雨量が多くなっているようである。
農作物への影響
早々と梅雨が明けた影響は,農作物にも現れており,茄子やキュウリなど太陽が燦々と照りつけて,生育が進み豊作になっているものもあれば,ネギなど高温過ぎて先が枯れたような症状が出てきたり,野菜の種類によって影響は様々である。
我が家ではプランターで一部野菜を育てているが,それらは大きな影響は出ていない。しかし,草木への影響は大きく,水やりを朝夕2回は必要な状態になってきている。顕著なのは,植木鉢で栽培しているひまわりで,日中の暑さに耐えきれず,昼間に萎れる症状があり,これには,日中含め3回水やりをして育てている状況である。3m近くにもなったひまわりが萎れているのは忍びなく,暑さに負けず水やりを欠かさず行っている。
異常と云えば
異常と云えば気象だけでなく,円安の進み方も異常で,110円台で推移していたものが,あっと言う間に130円台半ばまでになってしまっている。日米の金利差の影響であるが,異常状態と云わざるを得ない。
これが輸入品の高騰を招き,物価の上昇も甚だしい。値上げラッシュである。賃上げが進まない中での値上げラッシュは家計に響く。こんな状態がいつまで続くのか?日本経済全体が上昇気流に乗っていれば,それもやむなしだが,岸田政権の舵取りの危うさに日本の将来が心配である。
日本の異常状態は何時終わるか!!
[Reported by H.Nishimura 2022.07.04]
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