■スマホの進化  (No.701)

今日ではスマホは欠かせない必需品になっている。

  機能の進化

携帯電話として普及してきたものが,今やスマートフォンとして,誰もが携帯する必需品になっている。私自身,パソコンを自由に操る者として,携帯電話はそれほど必要ではなかったが,家族との連絡など,自宅以外での連絡方法として,必要になり持ち始めた。それから10年余り,スマートフォンは1台目で4年ほど使っている。

携帯電話時代は,せいぜい家族からの連絡が主流だったが,スマホを持ち始めてからは,LINEによる友達との連絡など,グループでの連携には非常に役立つ物となり,パソコンによるメールでの連絡が殆どスマホに置き換わっている。何処にいても,即座に連絡ができ,写真などのやりとりも,容易になり,且つ読まれたかどうかも確認できるので,連絡用としては非常に重宝している。

動画など非常に重いデータを常時扱うような若者達と違い,1GBのデータ量で1カ月が済むので,費用もそれほど掛かっていない。インターネットなどの検索も手元で即座にできるので,判らない言葉や,あやふやな言葉について直ぐ確認できるのは,非常に便利である。使い方は限定されているが,機能としては十分で非常に便利なツールである。

  カメラ機能の充実

カメラ機能は充実し,デジカメ領域を席捲してしまっている。観光客のカメラもスマホで撮っている人が圧倒的に多い。以前はコンパクトなデジカメが流行していたが,今では殆ど姿を消してしまっている。一眼レフを持っている人も多いが,簡易的なスマホで撮影する人が一般的になってしまっている。現に,一般的なスマホの映像は4MBほどあって,拡大しても十分な画質になっている。

携帯電話のときは,カメラは補助的なものとしての機能だったが,スマホになってからは一眼レフに匹敵するほどの性能になってきている。私の場合,基本的な撮影は一眼レフのカメラだが,ケーブルカーからの風景など,一眼レフで構えてピントを合わすのに,時間が掛かって,良い場面がミスショットに終わることがあったが,スマホは被写界深度が深く,ピントの調整が不要なので,ミスショットすることなく何枚も撮れるので,そういった場面では非常に重宝している。

もちろん,ズーム機能もあるし,ある程度の明るさがあれば十分満足できる写真が撮れるようになっている。以前は,2台目としてデジカメを持って出掛けたが,今はスマホがあれば十分である。詳しくは知らないが,さらに最近ではカメラ機能も充実し,一眼レフカメラ同等の性能になってきているようである。

  機動力

スマホはネット環境が何処でも,何時でもつながり,データ量も重くてもスピードある対応ができ,理想的なツールになってきている。パソコンのネット環境とも引けを取らず,画面が小さいだけで機能的には全く劣ることは無くなってきている。アプリも充実し,人がやりたいと思うことが何一つ不自由なくできてきている。

ゲームや動画を中心とした活用方法が若い人には受けているようだが,我々年輩者にとっては,毎日動画を見ることもなく,ゲームも一部の人を除いてはそれほど使うことはなく,家族や友達との連絡が容易にできることが最大のメリットになっている。特に,女の人は長電話をきにすることもなく,何時でも,どれだけでもできることは,たとえ出会う機会が少なくても,十分親しみある楽しみ方ができているようである。

私などは,スマホとカメラで撮った写真を,充電用ケーブルをUSB端子に接続して互いのデータをやりとりできることを知り,どちらのデータも有効に活用する方法を見出している。Bluetoothやメールでのやり取りは制限があったり,データ移行時間が掛かったりするが,直接ケーブルで繋ぐことで,お互いが外部記憶装置のように扱って活用できている。

便利に使い易いだけに,落とし穴もあり,セキュリティが十分でなかったり,或いは悪知恵の働く者が知らない間に悪いサイトへ誘導し,重要な情報を盗み取り被害を大きくするケースもあるようであり,便利だからと安心して,防御策を知らずにつかうと酷い目に遭う危険性は注意しなければならない。

スマホの活用方法はまだまだ拡がる

[Reported by H.Nishimura 2022.05.09]


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