■ウクライナ問題  (No.697)

ウクライナが酷い目に遭っている。ロシアのプーチンがウクライナを力でねじ伏せようとしている。ウクライナ政権がNATOに入ろうとしており,それによってロシアが脅かされることになるのを防ごうとしている。21世紀になって,このような酷い戦争が起こるとは思わなかったことである。

  ウクライナの現状

テレビなどで報道される範囲でしか理解できていないが,ロシアのプーチンの一方的な思いが,ウクライナの人々に恐怖を与えている。首都キエフを乗っ取ろうと躍起になっているが,なかなか思い通りには進まず,ロシアとして苦戦しているようである。そもそも歴史的にはソ連としての同じ国だった二国が,お互いの言い分が真っ向から対立している。

即時停戦を求めるウクライナに対して,ロシアのプーチンは,ウクライナの中立化・非軍事化を求めている。ロシアのプーチンの言い分は,ウクライナの中のロシア人がウクライナから迫害を受けており,それを守るためロシアに近い考え方の州を独立させ,親ロシア領を認めることを主張し,事実上ロシアが抑え込んでいるが,更にはウクライナのゼレンスキー大統領を追放し,ウクライナ全体を親ロシア政権に移行させたい思いが強い。

それに対して,ウクライナの人々は,ロシアの武力による侵入を何としても阻止して,国を守りたい思いで立ち上がっている。ロシアは数年前にクリミア半島でロシアが侵攻して一気にロシア側に付けたように,ウクライナのNATOへの加入を阻止し,親ロシア政権を樹立させたい為に,武力による押さえ込みを試みている。

プーチンの予想に反し,ウクライナ側がロシア軍に対し反撃し,進軍を遅らせているようである。それに苛立ったプーチンは,都市部の制圧を目指して,軍事施設だけでなく,民間施設をも破壊し,多くの民間人に犠牲を出している。隣国へ逃げる人も殺到し,既に100万人を超えているようである。

  プーチンの暴挙

現状,プーチンの暴挙が目立ち,世界各国から非難を浴びているが,EUを始めとして世界各国の経済制裁も思うようには効果が出てきていない。もともと即効性のある対策ではないが,世界から非難を浴びれば浴びるほど,プーチンの振る舞いは凶暴となり,手の付けられない状態になりつつある。

精神的にもおかしくなってしまっているプーチンに,世界から押さえ込める術も無いようで,ロシア国民内部から,戦争反対の声を挙げプーチン政権を変えるしか無いようにも映る。独裁的なプーチン政権では,反論するものは次々捉えられ,抑え込まれてしまうようで,本当に困った国である。悪事を悪事と思わず,自分に反対するものは,総て抑え込み,自分の言いなりにしようとしている様は,プーチンの狂気の沙汰であり,当に過去のヒットラーの再現である。

核による武力行使も厭わないと云うとんでもないことまで言いだしているプーチンの言動は非常に恐ろしいものがある。更に,ロシア国内での情報統制し,国内外の報道機関からの自分に反論するような報道は,一切禁止してしまう暴挙に出ている。内部からの反乱を阻止する狙いである。

一刻も早く,戦争が終結して欲しいと願う!!

 

[Reported by H.Nishimura 2022.03.07]


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