■選挙 (No.664)
今週は大きな選挙がある週になった。大阪都構想が否決された。アメリカの大統領選挙が明後日に行われる。
大阪都構想の住民選挙
大阪都構想の住民選挙が昨日行われ,2万票弱の僅差で反対派が勝った。住民が真っ二つに分かれた選挙だった。コロナ禍での選挙で,住民に対して十分な説明が無いままで,投票率も前回の選挙よりも数%落ちた。争点を大阪市を廃止するか否かに絞った反対派の主張が,二重行政の解決を唱えた賛成派を上回った。
両者の言い分を聞いていると,反対派は盛んに住民サービスが今より落ちると言い,賛成派は二重行政を無くしてより良い大阪都として,4分割して区民サービスの向上を図ると言う。どちらが本当なのか,やってみなければ判らないのが本音だが,どちらも主張を譲らない。若者はどちらかと言えば,将来の大阪の発展を願い都構想に賛同し,年輩者は大阪市が無くなることに反対すると云った見解のようである。
大阪市民ではなく,府民の一員で今回の選挙には関係が無かったが,嘗ての大阪府と大阪市が張り合って二重の行政が行われていた時代を知っている者にとっては,大きな区にまとめて,二重行政にならないようなやり方にチャレンジすることがあっても良かったのではないかとと云う気がしてならない。現状の大阪市にしがみつくことが,将来にとって良くなる発展に繋がるとは思えない。
アメリカ大統領選挙
選挙のスケールを比較することはできないが,アメリカの大統領選挙も終盤で,ここでも接戦が繰り広げられている。マスコミでも,どちらが勝つか,勝敗の決着が直ぐには着かないとの報道が溢れている。
それよりも気になるのが,誹謗中傷合戦で,見るに堪えきれない様子を呈している。ここまで相手を誹謗中傷する大統領選挙があっただろうか?特に,トランプ大統領の品の無さにはつくづく嫌気が指す。自己中心で,やりたい放題の大統領であり,ご辞退願いたいと感じているのは私だけだろうか?
今週の選挙では直ぐに決着を着かないと云うのが大勢の見方であるが,世界のトップとして誰がなるかというのは,アメリカ国民のみならず全世界の人々が注目している。結果がどうなろうと,ののしりあいに終始せず,お互いを讃え合い,世界のトップとして堂々として欲しいものである。
いよいよ投票日だ。良識あるアメリカ人よ,真に世界のトップに立ち,民主主義の元で世界の平和と,全民族の発展を公平に推進できるリーダを選んで欲しいものである。良識あるアメリカ人に期待する。
選挙がこれほどまで醜いものか!!(米大統領選挙)
[Reported by H.Nishimura 2020.11.02]
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