■万博再び大阪にて 2 (No.607)
万博の続き
EXPO'70(1970年の万博)続き
前回,太陽の塔の写真を見せたが,他にも撮った写真のネガが残っていたので,フィルムスキャナーでデジタルデータに再現したのがあるので,紹介する。
ソ連館(ロシア)
スイス館?
約50年になるので,記憶が定かでないのが多いが,ネガフィルムをフィルムスキャナーで再現させたが,そこそこ見られる画像である。太陽の塔だけが今なお残っているが,改めて見直してみると懐かしい想い出が蘇ってくる。未来に向けた新しい物の紹介もあったが,当時から,風景写真に凝っていたので,建物の写真ばかりである。またしても,7年後にこのような風景があるかと思うとワクワクする。
未来社会に向けて
松井大阪知事は,50年後の未来を見せるなどと豪語されているが,口で言うほど簡単ではない。EXPO'70がそうだったように,近未来に実現するであろう製品を幾つか見せて欲しいものである。もちろん,私自身が目にすることはなかったとしても,息子や孫がそれらを手にして,豊かな社会になるようにして欲しいものである。
EXPO'70からは,とにかく激変の時代であった。パソコンも携帯電話もなく,インターネットの影も形も無かった時代で,高度成長期へまっしぐらに進んで行こうとしている時だった。CPUが創出され,技術にソフトウェアという新しい分野が生まれたのもその後である。技術者の内容も様変わりし,ハードウェア技術よりも,ソフトウェア技術が中心になってしまっている。
このさらに進化系が何になるのか,さっぱり予想が付かない。今目に見えているのは,例えば自動車がすべて電気自動車に変わり,運転の自動走行などが完全に普及した時代になる程度のことは判る。テレビや携帯電話がどのように変わるかは,よく判らない。今以上に,人に優しく,使いやすくなるだろう。
グローバル化ももっと進化して,地球規模ではなく,宇宙規模の旅行ができる時代になっているかもしれない。言葉の問題も,世界共通で,どの国に行くのも不都合を感じなくなるような時代で,移民などの問題も解決されているだろう。ただ,世知辛い世の中になるのではなく,豊かな心が持てる未来社会になって欲しいと願う。
[Reported by H.Nishimura 2018.12.03]
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