■直下型地震に遭遇 (No.585)
先週月曜日(6/18)朝,大阪を直下型の大地震が襲った。
これまでにない地震を経験
いつもの月曜日は,8時からは朝ドラを見ているので,テレビの前に居る時間帯だったが,この日は何故か,7時半からのBSで観たので,二階へ上がりパソコンを立ち上げているところだった。前触れもなく,いきなりドーンと云う感じの縦揺れの地震を感じ,その直後,ガタガタと横揺れが始まり,本棚から本の一部が落ち,身動きの取れない,机にしがみついたような一瞬だった。
揺れそのものは意外と短く,10秒も無かったような感覚だったが,揺れのひどさは,阪神淡路大震災のときに感じたものよりも大きく怖い思いをした。阪神淡路の時は,早朝で寝ているときだったので,感じ方が違ったが,直下型の一瞬のできごとで,縦揺れの凄さを初めて味わった。
二階の物置のような小部屋は,本をはじめいろいろなものが散乱してしまっていた。特に,普段からやや不安定だったものは,総て転がり落ちてしまっていた。一階では,女房がうずくまり一瞬の出来事に,何が起こったか判らないと云った感じだった。幸いにも,一階は何も被害も無く,細長く背の高い花瓶が横倒しになった程度だった。
テレビを観ると,大阪北部を震源とするM6.1で,震度6弱の表示がされていた。震度4までは経験したことがあるが,震度6弱というのは初めての経験で,改めてその凄さ,恐ろしさを感じたものだった。直ぐに,外回りの外壁などを見回ったが,ひび割れなど大きな被害は何もなかったので安心した。
仲間とのラインでの連絡
高校の同窓生で関西に住む10数人の仲間とラインで繋がっていたので,直ぐに状況のやりとりをすると,茨木に住む仲間など,マンション住まいだったようで,家の中がグチャグチャに物が散乱し,おまけにライフラインが絶たれて,大変な状況が刻々知らされた。仲間からお見舞いや激励などのやりとりがなされた。
また,通勤途上だった人からは電車に閉じこめられている様子が知らされた。お互いがライン上で,自分たちがおかれた状況を報告し合い,生々しい状況が写真などが付けられ手に取るように判った。テレビでの報道とは違い,各々が実際に直面している状況がよく判った。ラインでのやり取りがこうしたときの威力として初めて感じたものだった。
震源地との近さに驚き
大阪北部,高槻市が震源地との報道で,住んでいる枚方市とは面しているが,だいぶ離れた感覚でいたが,数日して震源地を確認すると,高槻市でも南の端のところで,枚方市とは淀川を挟んだ直ぐ近くだったことを知った。自宅と震源地の直線距離は5Kmしかなく,震源の深さは13Kmと云うから,計算してみると,震源の深さからは14kmしか無く,ほぼ震源地の真上と同じことが判明し,改めてその恐ろしさを感じたものだった。
直下型地震の恐ろしさを初めて経験した
[Reported by H.Nishimura 2018.06.25]
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